目次
詐欺被害 85%は高齢者
ハワイの2020年の詐欺被害は450万ドルで前年度より30%増加している、約450件の詐欺被害が出ているとのこと、被害者はやはり高齢者が多いそうです。
ハワイで報告されている詐欺の手口としては、コンピューターを使った詐欺、慈善事業を装った詐欺、仮想通貨詐欺などがあげられています。
日本の特殊詐欺2020年の被害額は278億円で、2014年の過去最高額の565億円に比べると半分位になっているが以前高い数字である。
新型コロナウィルス感染症が流行っていた為、自粛生活をよぎなくされ、みんな家にいるので詐欺が減少したのかと思いきや、地域によっては、逆に警察官や銀行員を名乗る人物が自宅を訪問するタイプの特殊詐欺事件が増加しているそうである、まあ確かに、詐欺にとっては、せっかく家を訪ねても留守では仕事にならない。
詐欺の手口としてはいまだに、親族などを装う「オレオレ詐欺」と、警察官や金融機関の職員を装ってカードをだましとり、預金を引き出す「預貯金詐欺」が多いようだ。
私もつい最近、2件の詐欺にあいそうになりました、そのことも、後で、お話させていただきますが、先に日本の代表的な詐欺を調べてみました。
日本の詐欺とアメリカの詐欺の手口はカルチャーの違いのせいか、ちょっと違うなと思いました。
日本の詐欺の種類
オレオレ詐欺
息子や孫になりすました犯人から電話があり、仕事に関するトラブルなどを口実に、お金を要求する詐欺です。
最初の電話で「風邪をひいて、喉の調子が悪い」などと言って、声が違うことを不自然に思われないようにし、さらに、「携帯をなくした(盗まれた、壊れた)」と言って、携帯電話番号が変わったと思い込ませます。
息子や孫になりすました犯人から電話があり、「会社のお金を株に使い込んでしまった」「会社のお金(小切手)が入ったカバンを落としてしまった」などと話し、お金が至急必要であることを持ちかけてきます。
預貯金詐欺
県や市区町村などの自治体や税務署の職員などと名乗り、医療費などの払い戻しがあるからと、キャッシュカードの確認や取替の必要があるなどの口実で自宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取る詐欺です。
キャッシュカードの確認・取替が必要だと信じ込ませた上で、その後、銀行協会等を名乗る犯人から電話があり、「キャッシュカードを取りに行く」「手続きのため暗証番号を教えてほしい」などと情報を要求してきます。
キャッシュカード詐欺
最近非常に被害が増加している詐欺で、警察官などと偽って電話をかけ「キャッシュカード(銀行口座)が不正に利用されている」「預金を保護する手続をする」などとして、嘘の手続きを説明した上で、キャッシュカードをすり替えるなどして盗み取る手口です。
電話での説明後に「キャッシュカードの確認に行く」などの名目で私服警察官や銀行協会職員等になりすました犯人が自宅を訪れ、被害者が目を離している隙に、あらかじめ用意しておいた偽のカードと本物のカードをすり替え、被害者が気づかない内に口座から現金を引き出してしまいます。
架空料金請求詐欺
インターネットサイト事業者などを名乗る犯人から、インターネットの未納料金が発生しているなどの名目で、携帯電話にショートメッセージが送られたり、法務省や裁判所などの名称で自宅にはがきが送付されることにより、実際には使用していない料金を支払わせようとする詐欺です。
ショートメッセージやはがきを受け取った被害者が本文に記載された電話番号に電話をかけると、「払わなければ裁判になる」「今日払えば大半が返金される」などと言われ、払ったほうが良いと思い込まされてしまいます。
還付金詐欺
自治体、税務署、年金事務所の職員などと名乗り、医療費・保険料の過払い金や、一部未払いの年金があるなど、お金を受け取れるという内容の電話をかけてきます。被害者が犯人の指示通りにATMを操作すると、実際には犯人側の口座にお金が振り込まれるという詐欺です。
払い戻しには期限があると焦らせた上で、今すぐ携帯電話を持って近くのATMに向かうように指示をしてきます。
金融商品詐欺(もうかります詐欺)
電話やダイレクトメールなどを使って、実際にはほとんど価値のない有価証券(社債や未公開株)の購入を斡旋して、「必ず儲かる」「あなただけに特別に教えます」「後で、買った金額の3倍で買い取る」と嘘をつき、ほとんど価値のない有価証券を買わせるのが、この金融商品等取引名目の詐欺の手口です。
最近では仮想通貨詐欺なども流行ってるようです。
オレオレ詐欺同様に、詐欺の手口は劇場型と呼ばれる手口となっており、複数の会社や人物が登場し、被害者をだまそうとするため、たとえ詐欺の知識がある人でも、金融商品等取引名目の詐欺かどうかを見破ることは、困難です。
結婚詐欺
結婚する意思がないにもかかわらず、結婚を餌にして異性に近づき、相手を騙して金品を巻き上げたり、返済の意志もないのに金品を借りたりし、異性の心身を弄ぶ行為。
代表的な手口として、「結婚前に清算しなければならない借金がある」「結婚を機に独立するつもりなので開業資金が必要」「株や先物取引で失敗して金が必要」などと偽り、金品を騙し取る。また、これと同様にクレジットカードやサラ金カードを相手に渡してしまい、多額の借金を背負ってしまう被害や金を渡した相手と連絡が取れなくなり、後で被害を受けたと発覚するケースがある。男性よりも女性が被害者になることが多い。
交際あっせん詐欺(紹介します詐欺)
雑誌などに「女性紹介」等と掲載し、又は「女性を紹介します」等と記載した電子メールを送信する等して、女性の紹介を求めてきた者に対して一度だけ女性と会わせたり、女性に関する虚偽の情報を提供したりした後、会員登録料金、保証金等の名目で現金を口座に振り込ませる等してだまし取る詐欺です。
詐欺からの電話
私もだんだんと詐欺に狙われるお年頃なのかしら。
先日、詐欺からの留守番電話が入っていた、早口の女の人だった。
留守電の内容は、アメリカの年金制度の退職する前に、受給資格が得られるかもしれない給付金の障害者給付金の話のようだった。
私は健康なので、多分、手当たり次第に50歳代に電話をしてるのだろう、この障害者給付金の手続きをするので、すぐに電話をかけてくださいというものだった。
アメリカで多い詐欺、社会保障番号(日本のマイナンバーみたいなもの)を盗む詐欺だと思う、アメリカの常識として、この番号は通常、他人に教えてはいけないし、教えてしまうと大変な事になります、なのでこの番号をなんとか聞き出そうとする詐欺が多い。
すぐ詐欺だと察しがついたので、電話はしなかった。
私もまだ、年金をもらう年齢ではないので、詳しいことはわからないので、障害者給付金を調べてみた。
障害者給付金とは
まだ現役で働いている間に、受給資格を得られるだけの「クレジット」を持っている人が、障害者になった場合に受けられる給付金の事
詐欺からのハガキ+メール+電話
郵便はがきが届いた。
そこには、私の住所、私の車の車種、年式、私の車と同じ車種の写真もプリントされていて、車の補償が切れる日にち、なんと1週間後の日にちが記載されていた。
その日までに、私達に電話をしてこなければ、あなたの車の補償が切れて、大変な事になりますよ。とのお知らせで、そこに、アメリカのフリーダイヤルの番号が記載されていた。
同じ日に、メールをチェックしていたらMOTOR VEHICLE SERVICES というところからも、メールが来ていたので見てみると、「なぜ、電話してこないのですか?はがき、届きましたよね。」というものだった。
あきらかに、ハガキの差出人とメールの差出人が一緒だ!気持ちが悪い!
そういえば今考えてみると、この差出し人からは、ちょうど昨年、車を購入した直後からズート、頻繁にメールが来ていたのだが、そのメールはまるでディラーからのメールの様に、たくさんの新車の写真が使われていたので、私は、てっきり私が車を購入したディラーからのメールだと、ずっと思っていた。
でも、何故だろう不思議だ、私の車は2020年車なので、まだ購入してから8か月位しか経ってないのに、補償が切れるってどういう事?
確か、ディラーの補償は3年間もしくは走行距離36000マイル、書類を確認してみた、やっぱり私間違ってない。
実は、去年、今の車を買う前に、今の車と同じ車種の2017年車に乗っていたので、多分、その車の補償の事と、勘違いしてるのかな?
でも、今回受け取ったハガキに2020年車って記載されてるし、いったいどういうことなんだろう?
本当になにかの手違いで補償がなかったら、どうしょう、だんだん不安になってきた。
ハガキに書いてあるフリーダイヤルに電話してみた。
留守電にもならないし、いくら呼び出しても誰も出ない、ちゃんとした会社だったら、留守電になるとかテープが流れるとかあるだろうけど、だた、ひたすら呼び出し音が鳴っているだけだった。
多分、アメリカ本土にこの会社あるみたいなので、時差があって、今日はもう閉まってるのかもと思い、翌日、電話してみた。
かなり呼び出して、やっと、電話がつながった、あきらかに会社じゃない感じがした。
会社名もなのらない。(詐欺だから?)
なんか、あたふたしてる、「だれ?」って聞かれたから、ハガキが来たので電話してることを伝えたけど、企業だったら、電話取って、「あんた誰?」って言わないだろう。
そしたら、いきなり「あーあなたの車の補償が、来週切れるので、補償を今すぐ買わないと大変な事になるよ。」って言ってきた。
もう、私の中でこの人、詐欺っていう結論が出たので、ついでに面白いから聞いてみた。
「大変な事になるって言うのは、どういうことですか?」 私てきには、お前に騙される方が大変な事になると思うけどっておもった。
「故障したりすると、修理に莫大な費用がかかりますよ。」
日本もアメリカも詐欺師は、言語が違っても同じような事、言って、不安にさせて騙すんだな、って思った。
そして、また、聞いてみた、「私の車、新車なのでディラーの補償まだありますよね。」
「いいえ、車を購入時に補償をつけてませんから、補償はありません。」
私が、「そんなはずないでしょう、付けるもつけないも、最初から付いているもののだから」
「あーそれは、1年9か月経ってるので、来週、切れます。 」はあー、この人なに言ってんの?
車買ってから、8か月しか経ってないけど、この人計算もできないのかな?言ってること支離滅裂。
今度は脅かしてきた、
「とにかく、来週で貴方の車の補償が全部切れるので、わざわざ教えてあげてるのに、補償を買わなくていいんですね。あなたがそれでいいなら今すぐ補償がいらないという、手続きを進めます。どうしますか?あなたが困るだけなので、こちらはどちらでもいいんですよ。」
「クレジットカード、今、ありますか?」
「クレジットカード番号教えてください。」この人から何も買わないのに何でカード番号?教えない!
「今なら、キャンペーン中で1000ドルの割引ができるし、このお電話でカード番号いただければ割引が受けられます。」
もう、この人、支離滅裂、でも私はカモだから、詐欺師としては必死なのかしら。
後が怖いので、最後に低調に
ディラーの担当者に補償の確認させて頂いてからにします。と言うと
「その必要はない、ここで、補償内容が見れてるので、ディラーに問い合わせる必要はないです。」ばれちゃうもんね
「大丈夫です、必要があったら、電話させていただきますので、」
その後、ディラーの担当者に電話して聞いてみたら、やっぱり詐欺だった。
他のお客さんからも同じ問い合わせが何軒か、来てたよって教えてくれた。
でも、もしも丁度、補償が切れる時期とか、もう少し、古い車に乗っていたら、騙されていたかもしれないと思ったら、ぞっとした。
詐欺にあわない為に
どうも本当らしい、と思っても、時間がないと急かされても、ひとりで判断せず、家族や知人に相談をまずしてください。
家族と疎遠だったり気軽に話せる仲間や友人がいなかったりして、日々孤独を感じながら生活している人も少なくありません。
そのような人にとって、自分のことを心配してくれたり、話にじっくり耳を傾けてくれたりする相手に好感を抱き信用してしまうのはごく自然なことでしょう。
相手は、そういった高齢者の心理に実に巧みにつけ込んできます、一人で決めずにだれかに相談してください。
まとめ
これまで人生頑張って、コツコツ貯めてきた老後資金を不当に奪われないために、しっかり対策をしていきましょう。